良い夜を待っている

読んだ本の感想など。最近はPodcastで配信しています。

“良い夜を待っている”

はじめまして

はじめましての方もそうじゃない方も、こんばんわ、ヨイヨルと申します。
このごあいさつは、3年前くらいにブログを始めたときに書いたものを加筆・修正しています。なので既読の方ももしかしたらいらっしゃるかも知れません。ご了承ください。

何者か

ニンゲンの女です。育ったのは日本の北のほう、今は都内で猫が一匹、一緒にいます。働いています。読書遍歴は長いほうだと思いますが一番最初にハマったのは本当に小さいときに読んだミヒャエル・エンデ。そこからずうっと、病めるときも健やかなるときも、本と一緒に生きてきました。

幼稚園・小学校ではコバルト文庫講談社X文庫ティーンズハート、中学・高校で村上春樹、大学では英米詩・英米文学、卒業してからは現代思想・哲学、ここ7〜8年で海外文学・SF・FT・幻想文学現代日本文学、あたりを主に読むようになりました。

基本的には興味が湧けばなんでも読みます。最近は仕事がらみのライフハック・ビジネス書籍も読むようになりました。

ちなみに放送大学に2018年秋から入学*1しています。
いまは専科履修生ですが、2019年には全科で入り直そうと思っています。

これまで

私は以前、もう5年前くらいになりますが、読んだ本の感想が書けない(自信がない)あまり、読んだ本の気になるところを引用するだけのブログを開設しておりました。
そのブログはタイトルも気に入っていて、コンセプトも好きだったのですが、いつも更新したいな・でもなんだか違うような・ううむ、と逡巡する日々でした。
私的な感情を排し引用を重ねることで、そこには余計なものの無いストイックな美しさがあったのですが、私は「私のことば」の不在がどんどん大きくなることに僅かながら怯えていました。このままでは、せっかく読んだ本に抱いた感情・思い描いた風景・匂い・文章から立ちのぼる美しさや醜さも、すべて忘れてしまう、言語化し残していかないと忘れてしまうのではないかと。引用文を読めば、思い出せることはたくさんありましたが、ぶつ切りにされた文章だけではどうしても、限界がありました。

じゃあどうすれば

どうしたらいいのか私にはわかりませんでした。ちょろちょろとブクログにレビューを書いても長文となるとなかなか、読書ノートは手書きでつけていても自意識が肥大しているせいで家でしかほとんど書けないし時間もかかる、オフライン・メディアの限界もある(良さもありますが)。なにより、「書けないこと」が怖かったのです。

私より素晴らしい書評や記事を書く人なんて星の数ほどいて、その中で私が書くことの意味なんて無いんじゃないか、抱いた感想をうまく言語化できる自信なんてない、見当違いなことを書いてしまったら恥ずかしい、という気持ちでいっぱいでした。 

それでも書きたい

上述の通り、自意識やら教養の無さを恥じる気持ちやらが邪魔して固く縮こまっていた私ですが、もうここは、好きに書き散らせばいいじゃないのと開き直りました。

もちろん、他者に読まれることを意識した文章にはしたいですが、書きたい・書くことの楽しさをもう一度、味わいたい。
その上で、もしかしてもしかしたら、私が読んだ本や感じたことをいいなと思ってくれる人がいたりもするかもしれなくて、それはとっても素敵なことだなと。

すごく単純で、これを書くのもなんだか恥ずかしいのですが、ブログなんて自己満足でいいのだ、と、やっと思えるようになってきたのです。伝える努力はもちろんしますが、その前に、私自身が楽しめる場所にしたいのです。

そして、私はそのように書かれた文章のことが、とても好きなのです。

排他的な印象になってしまっていたとしたら、それは私の意図するところでは決して無いのですが、「好きなものを好きに書く!(それをインターネットの片隅で続けるから、あなたが少しでも良いなと思ってくれたら嬉しい)」ということをモットーに、できれば長く、続けていきたいなと思います。また、本についてだけではなくて他の、例えば思考術みたいなもののメモだったり、好きな文房具への愛だったり、というのも雑多に書いていきます。なので、カテゴリは増えたり減ったりするでしょうが、なるべく見やすく(何より私が読みやすく)したいと思っています。

なんだか当たり前のことをずらずらと書いてしまいました。

ここまで読んでくださった方にはたくさんのありがとうと、もしよろしければこれからもどうぞよろしく、をお伝えしたい次第です。

*1:放送大学についての記事はこちら