前回の続きで最近読んだ本の話など。
ソロ喋りも若干慣れてきた?でもやっぱり無駄に笑ってしまう癖をなんとかしたい。
今回ご紹介した本はこちら。
残雪の長編は『黄泥街』に次いで、読むのは2作目。この作品は町の慣習や人々の思い込みを打ち破る女性が主人公。なかなかの奇行癖があり、最初は「なんだこいつ」的な印象だったのに、なんだかんだ動向を追っているうちにだんだん好きになってきちゃうというアレ。
最後の怒涛の畳み掛けは気持ちいいぞ〜。
変な爺さん好きはマストバイだと思う。
結構長い割には、物語の展開が早くてぐんぐん読んでしまう。ラジオでは話していないお気に入りのキャラは、木の上で生活している人たち(人の輪郭を徐々に失っていく、シラミをペットとして飼っている)と、ワイン飲みすぎてほぼ泥になっている人。森で暮らす人たちが当たり前のように、人間と植物や動物との境が曖昧になっているのが面白かったな。