3カ国目は北朝鮮に行こうとしていたのだが、北朝鮮、現代の作品がからきし見つからない。いやもっと本気で探せばあるのかも知れないが、私の検索力と気力(もとから残機が3くらいしかない)では南北分断後で北の作品、となると政治情勢もあるから仕方ないの…
韓国文学があまりにも豊作すぎて、まだ韓国にいます。ヨイヨルです。こんばんは。 今回は晶文社の、現代の韓国若手作家の作品を紹介している全6冊のシリーズ「韓国文学のオクリモノ」から、キム・グミの短編集をご紹介。このシリーズは装丁がとってもオシャ…
note.mu 友田さんとは、かつて柴田元幸と佐藤良明のピンチョン『重力の虹』刊行イベントでニアミスしていたのがきっかけで、Twitterで相互フォローとなった。それ以来たいしてネット上で話もしておらず、互いにごくたまにふぁぼり合うだけの仲であり、友田さ…
近年の韓国文学の躍進はめざましいものがある。日本翻訳大賞の第一回と第四回ではそれぞれ『カステラ』と『殺人者の記憶法』が受賞しているし、近現代の作品がどんどこ翻訳されている。この躍進は、今回取り上げるファン・ジョンウンも訳している斎藤真理子…
インテリ性欲おじさんの失墜物語、と言ってしまうと自虐ギャグ漫画みたいだな。 前半はそのとおりで、ウワこんなおじさんキッツイ、キツすぎるキモい、と笑いながら読んでいたが、だんだんそのおじさんを取り巻く状況がしんどく重くなっていく。 中盤あたり…